tag:blogger.com,1999:blog-7683491835546543199.post8807634660374009794..comments2023-02-16T09:32:18.605-05:00Comments on The Swingy Brain: 個性豊かな抑制性ニューロンのルーツを探る:パート1Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.comBlogger7125tag:blogger.com,1999:blog-7683491835546543199.post-17980902064034357102007-09-23T08:52:00.000-04:002007-09-23T08:52:00.000-04:00なるほど、各層ごとに1種類で5種類という近似を行っていたわけですね。研究が進むにつれ、どんどん新たな...なるほど、各層ごとに1種類で5種類という近似を行っていたわけですね。<BR/>研究が進むにつれ、どんどん新たなタイプが見つかっていく中で、「自分が着目したい機能にとって、AタイプとBタイプは同じとみなして構わない」というように割り切らないと進まないことが良く分かりました。そういう意味では「知らぬが仏」なのかなとも思ってしまいます。<BR/><BR/>どうも有難うございます。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7683491835546543199.post-90756866617060586322007-09-22T22:19:00.000-04:002007-09-22T22:19:00.000-04:00こんにちは、oakさんprincipal cellとは、大脳皮質では興奮性ニューロン、と理解してほぼ...こんにちは、oakさん<BR/><BR/>principal cellとは、大脳皮質では興奮性ニューロン、と理解してほぼ正解だと思います。錐体細胞とspiny stellate cellがその興奮性ニューロンです。人によっては、投射ニューロンを暗に指して呼ぶ人もいるかもしれません。<BR/><BR/>種類については、まだ誰も知りません。知ってる人がいたら、その根拠もあわせて教えてほしいくらいです。。。<BR/><BR/>5種類、と断言する人がいたとしても、「モノサシ」を変えたら答えは違いそうです。<BR/><BR/>というのは、実は大脳皮質の興奮性ニューロンも、抑制性ニューロンのように多様ではないか、という話が盛り上がりつつあります。特に遺伝子発現レベルでかなり違いそうです。<BR/><BR/>ブザキの本での分類は、確か、6層構造のうち、興奮性ニューロンがいるのは2~6層なので、層の数と同じ5種類、といっていたと記憶しています。彼の本では、興奮性ニューロンに関しては、最新情報を反映していないように思います。彼は、抑制性ニューロンの種類もできるだけ少なくカウントしようという意図が感じられたので、あえてシンプルに5種類と書いたのかもしれません。<BR/><BR/>実際には、5層と6層には、どんなに少なく見積もっても2種類ずついます(おそらくもっといる)。それに加えて、2,3層と4層ですから、最小で6種類。マカクサルの一次視覚野は細かく層が分けられていますので、少なくともその数だけいます。<BR/><BR/>もし、皮質領野によって違ったりしたら、、、<BR/><BR/>ただ、モデルを考える場合なら、ひょっとしたら1種類で単純化しても、何とかなったりする可能性もあります。<BR/><BR/>モノサシしだいという感じです。<BR/>話がやや暴走しました。<BR/><BR/><BR/>興奮性ニューロン・投射ニューロンの多様性に関しては、<BR/>Nat Rev Neurosci. 2007 Jun;8(6):427-37.<BR/>Neuronal subtype specification in the cerebral cortex.<BR/>Molyneaux BJ, Arlotta P, Menezes JR, Macklis JD.<BR/>http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?Db=pubmed&Cmd=ShowDetailView&TermToSearch=17514196&ordinalpos=1&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_RVDocSum<BR/>あたりが、最新情報を知るのに良さそうです。他にもいくつか総説があります。<BR/><BR/>日本では、やはり生理研の川口先生たちが興奮性ニューロンについても研究をなさっていたと思います。<BR/><BR/>とにかく脳は嫌になるくらい超複雑です!Shuzohttps://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7683491835546543199.post-77966444508125087992007-09-22T21:00:00.000-04:002007-09-22T21:00:00.000-04:00為になる記事を有難うございます。最近何人かでRhythms of the Brainsを読んでいるの...為になる記事を有難うございます。<BR/><BR/>最近何人かでRhythms of the Brainsを読んでいるのですが、「5種類のprincipal cell」というのが良く出てくるので常識なのかと思い、論文、教科書をひっくり返して見ましたが、はっきりとした説明がまだ見つかりません。ずばりprincipal cellとは何か、そしてその種類についてお教え願いますでしょうか?Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7683491835546543199.post-51542682523109677412007-09-21T07:02:00.000-04:002007-09-21T07:02:00.000-04:00こんにちは、ポリさん。大脳基底核と並んで、小脳も抑制性ニューロンが主役ですよね。じゃぁ、グリアは?と...こんにちは、ポリさん。<BR/>大脳基底核と並んで、小脳も抑制性ニューロンが主役ですよね。<BR/><BR/>じゃぁ、グリアは?<BR/>という突っ込みもプロの方からありそうですが、グリアについてはそのうち。。。(ホントにやるかは知りませんが。)<BR/><BR/>> 続きを楽しみにしております。<BR/><BR/>ありがとうございます。現在、激しく準備中です。Shuzohttps://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7683491835546543199.post-7993641886555386072007-09-20T22:33:00.000-04:002007-09-20T22:33:00.000-04:00私のターゲットである小脳なんかは、まさに抑制性ニューロンが主役、興奮性ニューロンは脇役といっていいか...私のターゲットである小脳なんかは、まさに抑制性ニューロンが主役、興奮性ニューロンは脇役といっていいかもしれません(言い過ぎか?)。<BR/><BR/>小脳に限らず、モデリングの研究でも、抑制がかからないと回路全体が暴走してしまうような話が多いですし、いろいろなところで、抑制性ニューロンが重要な役割を果たしていることについては、Shuzo さんのおっしゃるとおりだと思います。<BR/><BR/>続きを楽しみにしております。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7683491835546543199.post-61610341443052351582007-09-20T18:37:00.000-04:002007-09-20T18:37:00.000-04:00阿頼王さんいつもありがとうございます。長いレスになってすみません。。。まず、“遠心性ニューロン”と“...阿頼王さん<BR/><BR/>いつもありがとうございます。長いレスになってすみません。。。<BR/><BR/>まず、“遠心性ニューロン”と“求心性ニューロン”について。この区別はあくまでも相対的なものです。<BR/><BR/>例えば、脳のAという領域に注目したとします。<BR/><BR/>そのAから別のBという場所へ「投射」(出力)している場合、「遠心性」と呼びます。<BR/>一方、別のBからAへ入力している場合、「求心性」と呼びます。<BR/><BR/>逆に、Bという領域に注目したとします。すると、求心性と呼んでいたのが遠心性になってしまいます。ですので、この区別はあくまでも相対的な呼び方、ということになりそうです。<BR/><BR/>また、大脳皮質では、他の場所へ出力線維を伸ばしているのは興奮性ニューロンだけになります。(一部の例外的な抑制性ニューロンを除く)<BR/><BR/>ですので、求心性・遠心性線維を送っているニューロンは圧倒的に興奮性ニューロンが多いということになります。<BR/><BR/>ただ、それは脳の場所によって違ったりします。大脳基底核という場所は、逆に抑制性ニューロンが領域同士をつないでいます。<BR/><BR/><BR/>> 外部刺激に対する抑制性と、内部興奮によるニューロンの発火の抑制性の割合はどうなのでしょうか?<BR/><BR/>基本的には、興奮性と抑制性の「バランス」が保たれている、という説が有力ではあります。<BR/><BR/>が、実際のところ、その説がどれくらい一般原理として成り立つかまだよくわかってないです。<BR/><BR/>また、脳の中で、「外部刺激」と「内部興奮」を区別しようとすると、いろんな壁にぶつかります。<BR/><BR/>例えば、大脳皮質のとあるニューロンの立場に立ってみます。大脳皮質には、感覚器の入力を直接受けているニューロンはいませんので(そのはず!)、常に「内寄り」「外寄り」ごちゃまぜの入力を受け取りながら、次のニューロンへ出力している、ということになります。<BR/><BR/>アナロジーです。<BR/><BR/>とある企業で働いている人の多くが、直接的には、顧客との接点がない、という状況に近いかも?です。<BR/>直接的には、企業のとあるプロジェクトを進めるために働いていて、顧客のためか、会社のために働いているのか、区別が難しい、という状況に近いかも?です。(余計混乱させてしまったら、ごめんなさい。)<BR/><BR/>ちなみに、最近、興奮性と抑制性ニューロンが、どのような回路を作って、どのように相互作用しながら活動しているか、少しずつわかってきています。ですので、ペースは遅くても、脳の中で、どんな状況のとき、興奮・抑制のバランスがどう変わっていくのか、少しずつわかっていくのではないかと思います。<BR/><BR/><BR/>> それは抑制性が過少なために起こる“興奮性”の病気なのですか? それとも、抑制過大のために起こる“沈静性”の病気なのでしょうか?<BR/><BR/>例えば、てんかん発作の場合は”興奮性”と呼んで良さそうです。<BR/>ですが、他の病気の場合、単純にプラス、マイナスで区別できるかは難しいと思います。<BR/>脳の活動が「乱れる」病気、というケースもあるようです。<BR/><BR/>例えば、統合失調症では、「シャンデリア細胞」がおかしくなって、結果として、脳が普段刻んでいるはずの「リズム」がおかしくなっている、という説もあります。<BR/>難しいですが、抑制性ニューロンは、脳全体の活動を抑える、というよりも、他のニューロンの活動を「整えている」と考えると良いのかもしれません。Shuzohttps://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7683491835546543199.post-67393042776769599182007-09-20T17:10:00.000-04:002007-09-20T17:10:00.000-04:00Shuzoさんへ大学院レベルの話しではないですが、ニューロンって“遠心性ニューロン”と“求心性ニュー...Shuzoさんへ<BR/>大学院レベルの話しではないですが、ニューロンって“遠心性ニューロン”と“求心性ニューロン”にわけられるのですよね。“抑制性ニューロン”や“興奮性ニューロン”の数と活動性はそのどちらのニューロンでも同じなのですか?<BR/>外部刺激に対する抑制性と、内部興奮によるニューロンの発火の抑制性の割合はどうなのでしょうか?<BR/><BR/>>特定の抑制性ニューロンとの関係が明らかになっている脳の病気<BR/><BR/>があると言う事ですが、それは抑制性が過少なために起こる“興奮性”の病気なのですか? それとも、抑制過大のために起こる“沈静性”の病気なのでしょうか?<BR/><BR/>と、また素人の疑問の山を築いてしまって、どうもすみません。Anonymousnoreply@blogger.com