10/18/2008

言葉の中の心理

気楽に。。。

ニューヨークタイムズ紙にテキサス大の心理学者Pennebaker研究紹介されていた。

この人は今、ある人が発する言葉とその人の感情との関係を調べているらしい
言葉の分析方法はシンプルで、カテゴリーに分けた単語をどれくらいの頻度使ったか数えるだけ。

例えば、オサマ・ビン・ラディンザワヒリの言葉の共通点と相違点を調べて、彼らの心理を分析した最近の研究が記事で紹介されている。


さらにこの人、その分析用プログラムを販売していたり、ブログまでやっている。

例えば、最新のエントリーでは、オバマさんとマケイン(あえて呼び捨て)のディベートの分析結果をネタにしている。そのまま論文のネタになりそうな、かなりハイデフィニションなエントリーである。

が、傾向は、前回、前々回のディベートと同じだったらしい。。。(やっぱり。。。)

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思うに、この人の研究は、
感情→言葉
という流れがあるとしたら、その逆問題を解こう、ディコーディングしようという発想と表面的にはとらえられなくもない。

が、事情はそう単純ではなさそう。

というのはこの人、逆の、書く・話すことで精神面の改善も見られる、ということも謳っている

愚痴を言うと気が晴れる、と言う人がいる事実が如実に物語っているか。。。

とにかく、彼のホームページのこちらで、そのアドバイスがある。
案外、ブログを続けるのは精神衛生上良いのかもしれない。。。


実験的に成り立つかわからないけど、自由に文章をタイプしてもらっている時の脳活動をMRIなどで測り続け、その文章の統計情報と脳活動との関係、その関係の時間的変化を見ていくのは面白いかも?と思った。

Pennebakerさんのこれまでの研究を脳活動として検証するという意味でも面白そう。

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参考情報

MIND HACKSでもエントリーあり。

ちなみに、Pennebackerさんの他の研究として、昨年サイエンスに発表した「女性はおしゃべり」は正しくない、という研究もある。

2 comments:

アリス said...

Counselingの基本はまさに話しを聞くこと。日記を書いたりすることも癒しにつながるという前提みたいですね。
アメリカ人はポジティブ思考に対する強迫観念が強すぎて、悲しい出来事、辛い出来事をうまく放出できなくて心を病みがちと言う人も居るようです。
その一方で愚痴を言っている間、その嫌な出来事を再体験するわけで、それが体に良くないという記事も目にしたことがあります。
個人的経験としては、ブログが精神衛生上良いのは実感済みですが(笑)

Shuzo said...

アリスさん、コメントありがとうございました!

> アメリカ人はポジティブ思考に対する強迫観念が強すぎて、悲しい出来事、辛い出来事をうまく放出できなくて心を病みがちと言う人も居るようです。

これは興味深いですね。
周りがポジティブに振舞うから、それが逆にネガティブに働くということですね。

日本人には逆のタイプに人がいるかもしれないですね。

出る杭は打たれるではないですけど、自慢話しても良いのに、「謙虚」が良い、という雰囲気がありますし。。。

中庸というよりは、民族によってどちらかに落ち着くような感じが面白いです。

カウンセリングでも、相手が日本人かアメリカ人かで、カウンセラーの戦略が違ったりするのか興味を持ちました。

> 個人的経験としては、ブログが精神衛生上良いのは実感済みですが(笑)

ですね。