Society for Neuroscienceのウェブサイトに、神経科学の歴史を学ぶ良いリソースがある。
学会から送られてきたメールで知った。
そこには、偉大な神経科学者たちの自伝やインタビュービデオ、新規分野を開拓した論文のリストなどがある。
自伝には、ヒューベル、ホジキン、ハックスレーなどが名を連ね、日本人としては伊藤正男先生の自伝もある。(といいつつ、リスト全員を知らなかったりする。。。というか、ほとんど知らん人ばかり。。。)
インタビュービデオは、学会のレクチャー直前にスクリーンに流されていた映像なのか、例えばクリックのビデオもあった。(まだ観てませんが。)
ついでに学会ページを眺めたけど、いろいろ充実していて、一般向けとしてBrain Factsなるパンフレット的な教科書があったりもする。
1/10/2009
神経科学の歴史リソース
posted by Shuzo time 12:40
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
2 comments:
ホジキンとハックスレー……懐かしいです。
わたし、大学の卒論、『非線形波動』で、神経インパルスもテーマに入っていました。
H-H方程式も使わせて頂きました^^
“ソリトン”の研究がメインだったのですけどね。
うちの教授(高エネルギー物理専門)が、
「神経インパルスはソリトンか?」
と言う“疑問”を持たれたのですけどね。
まあ、答えは直ぐにでましたけど、
『神経インパルスは非線形波動ではあるけれども、ソリトンではない』
です。
そうそう、この時に、『脳のホログラム理論』を提唱した、K.プリブラムを知り、その著作を読まされました(教授に無理やり買わされましたけど、当時、目が飛び出るほど高かった記憶が……)。
ホジキンとハックスレーはイカの巨大軸索の活動電位を研究したのですよね。
実際、“実験研究”しようか、“理論研究”しようかと迷いましたけど、電気系だったので、結局は“理論研究”しちゃいました。
現在は随分と研究も進んでいるのでしょうね。
阿瀬王さん、すごいですね!
HHモデルは今でもしっかり使われていますよ。
私の直接的な専門ではないですけど、ニューロンをより正確にシミュレーションする場合は、今もHHモデルが基本になっていると理解しています。
私がHHモデルを教科書で勉強した時、なぜあの次数を決められたのか、文字通り神業だな、と思って感動した記憶があります。
今回の自伝を読むとその辺のインスピレーションをどうやって得たのかわかるかもしれないですね。
Post a Comment