10/24/2008

意識の定義は必要!?

新着のネイチャーに面白い記事が掲載されていた。
言葉の定義そのものが論争になっているいくつかのトピックが紹介されている。

paradigm shift

epigenetic

complexity

race

tipping point

stem cell

significant

そして
consciousness

(*リンクはすべてwikipedia)

意識の項目、訳がわからないといえば訳がわからないけども、EdelmanChalmersKochGazzanigaのコメントや主張も紹介されている。

Gazzaniga先生曰く

You don’t waste your time defining the thing. You just go out there and study it.

定義することに時間を浪費するな。そこからすぐに出て、研究せよ。
と。

人と議論するための最低限の定義を考えるくらいで十分で、その後はとにかく探求あるのみ、ということなのだろう。

2 comments:

Anonymous said...

直接関係ないかも知れないけど、言葉の定義の論争と言えば、霊長類一次視覚野の層の分け方が研究者によって異なります。Y研はじめ世界の多くの研究者は、

1、2、3、4A、4B、4Cα、4Cβ、5、6

と分けるのに対し、4層とはメインの視床入力層を指すという、うちのボスが主張する分け方では

1、2、3、3A、3B、3C、4α、4β、5、6

とされ、ここVanderbiltでは後者のみ採用されております。
僕も従わないといけないのかな?今度の学会ポスターでは馴染みの前者を採用して作ってしまいました。ちょっとドキドキ。

Shuzo said...

なるほど。
Kaas先生ならではのこだわりがあるのですな。
けど「視床入力層」という定義もいろいろ紛糾しそうな言葉な気もします。。。「メイン」て、どこまでをメインと呼ぶ?みたいな。。。

ちなみに、私としては、
information
は、この記事でぜひとも扱って欲しかった言葉です。

それはともかくDCで会いましょう。