6/14/2008

アンチ・メタボ先進国

引き続き無駄話。

ニューヨークタイムズに面白い記事が載っていた。

自分は完全に浦島太郎状態で知らなかったのだけども、日本のメタボ・バブルの様子を、その記事では紹介していた。

異様なほどの盛り上がりを伝えていて、ワロタ。。。

記事は、基本的には、国をあげてのメタボ対策に、懐疑的な論調だった。メタボを未然に抑えることで保険料を抑えるというロジックなのだろうが、ホントの「根拠」が自分にはよくわからず、あまりロジカルではないなぁと思った。。。

必要ない人まで検診させて、保険料が逆にかさまないのだろうか。。。
プラセボ効果を考えると、国をあげて国民全体の「メタボ不安」をあおって、逆に他の病気になる人が増える気もする。。。

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その記事では、2枚の写真と1つの統計データが載っていた。

一つは、非常にスリムな年配の方がウェストサイズを測っている様子。。。

二枚目は、松山市のメタボ対策のポスター。
そして、そのポスターの後方で歩いている非常にスリムな女性職員。。。

ホンマにメタボを気にする必要あんのか?と言わんばかりである。

そして、ウェストサイズの日米比較の統計。(岡山県の統計データが引用されていた)

平均値で、
男性は6.2インチ(15.7センチ)
女性は7.5インチ(19.1センチ)
の日米差。

日本の設定したウェストサイズのリミットも載っていて、そのリミットはアメリカの平均値を下回っている。。。

つまり、もし正規分布を仮定すると、過半数のアメリカ人は、日本ではアウト、ということになる。平均的なアメリカ人ですら、日本ではメタボ呼ばわりされるリスクがある。。。

もちろん、アメリカの肥満な方のその肥満ぶりや、明らかに異常ではある。が、アメリカ人から見たら、日本のブームは同じく異常に見えている気がする。

あんたら、うらやましいくらいスリムやのに。。。と。

それはともかく、この記事で尼崎市の「Anti-metabo song」(この新聞記事のことか?)の英訳歌詞が載っていた。

“pyun-pyun-pyun!”
“Goodbye, metabolic. Let’s get our checkups together. Go! Go! Go!
Goodbye, metabolic. Don’t wait till you get sick. No! No! No!”

日本はどこへ行くのだろう。。。

いわゆる日本ガラパゴス化の一例である。

2 comments:

Anonymous said...

初めまして。
私もその記事を読み検索してこちらにつきました。実は私はその松山市出身なんです。。。

悲しい市民性かな。かなりメタボ対策に盛上がっている様です。

そういいながらも記事を読んだすぐ後ウエストを測ってしまった私。悲しい。。。

Shuzo said...

はじめまして、eriunyさん。

> そういいながらも記事を読んだすぐ後ウエストを測ってしまった私。悲しい。。。

健康であることは良いことですよ!(フォローになってませんが。。。)

まじめな話、日本は医療保険制度という点では、アメリカよりも格段上ですから。

もしスレンダーなオバマさんが大統領になったら、ひょっとしたらひょっとして、日本を見習ってアンチ・メタボ!と言い出すかもしれませんね。(マッケインはアウトっぽいので、言い出さないでしょう。。。)

ガラパゴス化ではなく、本当の意味でアンチ・メタボ先進国になって欲しいところです。