6/14/2008

ランカスターへ

先週末、週末旅行へ行ってきた。
景気対策のおかげで少しお金が入ったので、ありがたくそのお金の一部を使ってきた。

行った場所は、ランカスター
アーミッシュの人たちが住んでいることで有名である。
100度(華氏)近い、文字通り溶けそうな猛暑の中、旅行してきた。

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まずは土曜日午前中に出発。
Howell Living History Farmという、うちからランカスターの途中にあるファームへ。

もちろんここはアーミッシュとは関係ない。普通のファームである。
けど、いろんなミニイベントがあって、ヤギの乳絞りや子供用クラフト(工作)やアイスクリーム作りなどができた。

ランチも有料だがあって、牛、羊、やぎなどの家畜も見れた。
それだけといえばそれだけだが、子供連れとしては悪くない場所である。

アイスクリームは、ホントにスクラッチから作った。

自分は、アイスピックで大きな氷を砕くタスクを課せられ(子供は危険だからということで、そばにいた若い男性、ということで任命された。。。)、大き目の氷の塊に、最近たまってるストレスをぶつけた(やや誇張)。

猛暑の中、屋外で、アイスクリームはホントにできるのか心配だったが、濃厚で超おいしいバニラアイスが1時間足らずでできた。

ところで、そのアイスクリーム作りの最中、ごっつい一眼レフデジカメを抱えた女性がバシバシ写真を撮っていた。

実は、その女性、ニューヨークタイムズ紙のカメラマン兼記者だった。

げ。

自分が氷を砕いてる姿や、娘がアイスクリーム作りの手伝いをしている時も写真を撮っていた。。。

今のところその取材記事は出ていない。

ひょっとすると、あこがれのニューヨークタイムズ紙に一家総出で写真デビューできるやも知れない。。。
We’ll see。。。である。

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数時間でそのファームを後にしたあと、ランカスターへ。
宿は、ランカスターのダウンタウンから車で10分強離れたB&B

ファームを経営している家族はアーミッシュではなく一般人。2階が宿泊部屋となっていて、40歳前後と思われる夫妻は非常に優しい感じの良い人だった。

ファームなので、これまた家畜がいて、夕方、うちの娘に餌やりをさせてくれた。

ちなみに、その日の夕食はランカスターのダウンタウン近くにあるGood’n Plentyというお土産屋+レストランへ行った。ここでは、アーミッシュの人たちがお祝いの時にとる食事が食べれた。(値は一人18ドルほどと観光地価格)

とにかくたくさん出てきた。(デザート4種類!)

KFCばりのチキンはおいしかった。
が、やはり所詮アメリカンなテーストだった。。。

アメリカでの旅行は総じて、食事が普段より悪くなる。。。
日本の温泉旅行のようにはいかない。

ちなみに、ダウンタウン近くの道では、普通にアーミッシュの人たちが馬車に乗って、道を往来していた。

ちょっと感動。。。

マクドのジュースを飲みながら馬車を運転している人もいたけど。。。
それなりに外の世界と接点を持っている人もやはりいるようである。。。

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翌日、
朝食後、ファームで鶏の卵取りをさせてもらって、宿をあとに。

The Amish Villageという観光スポットへ行った。

観光施設ではあるが、アーミッシュの生活の様子を説明してくれた。衣装のこと、電気替わりに(プロパン?)ガスはつかっていること、新聞はアーミッシュに関することだけで世界情勢のことなどは載っていないこと、などなど。

昼食後、帰る前にできるだけアーミッシュの人たちを見てみたいということで、車で小道にそれてはいろいろ探索してみた。

実際、アーミッシュの人たちが庭で遊んでいたりした。やはり車が通ると、観光客、とわかるようで(なぜなら彼らは車は持たないから)、手を振ってくれたりした。

彼らを見ていて、
どっちが幸せなんだろう?と割とまじめに思った。

彼らはガソリン代の高騰とは無縁だと思われる。
食べ物も自給自足している人も多いだろうから、穀物価格の高騰とも無縁である。
インターネットはもちろん、PCすらないから(そもそも電気を使わない)、顔も知らない他人から無駄に傷つけられたり、逆に他人を傷つけることもすくない。
選択肢も無駄に多くないだろうから、いろんな意思決定もしやすい。
お金のことはそれほど心配する必要もないのか、子供もたくさんもてるようである。

もちろん、今からアーミッシュのような生活をしろといわれても、やりたいとは思わない。けど、もしアーミッシュとして生まれて、その生活に始めから適応しているなら、、、

どっちが幸せなんだろう?と割とまじめに思った。
ヒトの幸せは、そのヒトの周りにある物の豊かさだけで決まるのでなく、あくまでそのヒトの中で決まる。

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