車の定期メンテナンスへ。400ドル強なり。
ボリすぎ。。。
日本にいた時、ハンドルやサイドブレーキの重みがメンテナンス前後で変わっていたから、確かに「何か」してくれたな、というのはわかった。けど、アメリカの場合、ただ数時間車を預かってもらったのと区別がつかん。。。財布の重みだけが変わった気分。
彼らはいい加減だから、ホントに何もしていないのでは?と疑念を抱いてしまう。同じトヨタだが何となく違う。
ガソリン代というジャブが家計を叩き続けている最中、このメンテナンス費はかなり効く。
先日、自動車保険の更新もしたところだし、あわせて1000ドル強飛んだことになる。
タックス・リベートの600ドルくらいでは足りん。(筋が違うか)
それはともかく、車ネタに強引に絡めて、フィラデルフィアの面白い道路を紹介する新聞記事を見つけた。
「バンプ」が浮かび上がって見えるイリュージョンを利用して、スピードを抑制しよう、という試みが紹介されていた。
道路に、その「バンプ・イリュージョン」の塗装を施したところ、確かに効果があったらしい。
その塗装、日本の積水樹脂社製らしい。暇だから調べてみたら、確かに販売している。。。
さて、これはホントに効果があるか?
田んぼで、カラスを追い払うための工夫がいろいろされていたのをふと連想した。カカシ、目の形をした風船のようなものなどいろいろ見た覚えがある。
しかし、カラスは道具を使えるくらい頭が良いから、そんなものはすぐに学習して、おそらくほとんど効果がない気がする。。。
今回の道路舗装は、おそらくそれに近い。所詮子供だましである。
なので、ヒトの場合も、1回目はサプライズで減速して、それ以降は効果がないだろう、というのは第一感。
しかし、この新聞記事を読みながら思ったのは、そのサプライズは相当強烈な記憶として残る気がする。
ひょっとすると、2回目通る時は、「そういえば、ここはスピードを抑えるところだな」と、イリュージョンによるサプライズで作られた記憶が、より理性的な(倫理的な?)考えを誘発して、視覚イリュージョンを超えた効果が出ても良いかも?とも思った。
一回目だまされたし、もっとスピード出したれ!
というヒトがいたら、それは悲しい。。。
なぜなら、カラスが「もうだまされるかい!」といって再び田んぼを荒らすことはあっても、「農家の人がかわいそうやし、他をあたるか」と思うようにはとても思えないからである。ヒトはもう少し理性的だと信じられているからである。
とにかく、その塗装の効果を支える脳活動がやや気になった。
他にも、脳のだまされ方、働き方を利用して、ローコストでドライバーの規制、ヒトの命を救うことを考えられるかもしれない。
その記事によると、アメリカでは2000年に2箇所で導入されていたらしい。今回のフィラデルフィアでも効果があったとのことで、フィラデルフィア内でさらに使用を拡大するそうだ。
7/12/2008
車とイリュージョン
posted by Shuzo time 21:09
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